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帯状疱疹後の皮膚色素沈着

背部に帯状疱疹を発症後から同部位に色素沈着が出現。

その後、約2年間放置していた症例を紹介します。

患者:20代男性

2018年、疲労とストレスが重なった時期に帯状疱疹を発症。

痛みが弱く日常生活に支障がなかった為、病院へ受診せずに放置。

帯状疱疹は1カ月程で自然に治癒したが、帯状疱疹ができた部位を中心に皮膚に色素沈着が出現。

その後、約2年間特に気にせず生活していたが、鍼で色素沈着が改善すると友人から聞いて興味を持ち、鍼灸院へ受診。

2020年の皮膚の状態(治療前)
2022年の皮膚の状態(治療後)

左の写真が2020年、初診時の皮膚の状態。

右の写真が2022年、治療開始から2年後の皮膚の状態。

黒い色素沈着がほぼ無くなり、全体的に皮膚の色も明るくなっています。

この方は、運動習慣がなく、食事も肉類や油ものに偏っていたことで、体に余分な邪熱が籠っている状態でした。

養生指導は、毎日30分以上の散歩と肉類や油ものの摂取を減らし、野菜と果物の摂取を増やす。

治療頻度は、週1~2回でした。

日常生活に支障がないような症状であっても、何もせずに放置していると反って治癒するまでに時間がかかってしまうことがあります。

身体に通常とは違う変化があった時は、早めの対処が重要です。

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