2025年10月4日・5日の2日間、茨城県つくば市で開催された「第20回 公益社団法人 日本鍼灸師会 全国大会 in いばらき Tsukuba」に参加しました。
第20回 公益社団法人 日本鍼灸師会 全国大会 in いばらき – 公益社団法人 日本鍼灸師会
◆ 全国から鍼灸師が集まる学術大会
この大会は、日本全国の鍼灸師や医療関係者が一堂に会し、「今の鍼灸に求められているもの」や「これからの医療との連携」などについて、さまざまな講演・実技講座を通じて学び合う場です。
今年のテーマは
『求められる鍼灸・求める鍼灸 ― 鍼灸と緩和ケアのコラボレーションを茨城から発信』
というもので、まさに現代社会における鍼灸の役割が問われる内容でした。
◆講演・講座の紹介
●基調講演・業団講座
・緩和ケア・医鍼(医療と鍼灸)の連携をテーマにした講演
・鍼灸師会運営・あはき療養費制度・保険請求に関する業団講座
・多職種・地域連携、鍼灸の将来性を語る対談・討論企画など
大会テーマに掲げられているように、「緩和医療との連携」を通じて、鍼灸が医療のなかで果たす役割を再検討・発信することを目的としています。
●学術講座・実技講座
・不妊鍼灸の手技の国内標準化を目指して
・YNSAイントロダクション講座 ー自律神経にアプローチする新しい鍼治療ー
・北辰会方式の鍼灸治療の実際と、医師 ー 鍼灸師の連携について
不妊治療、YNSA、北辰会方式など、さまざまな鍼灸技術や流派を扱い、実技と講義を通じて臨床応用力を高められる場となっています。
●市民公開講座
・「東洋医学ホントのチカラ 鍼灸の現在地と可能性」をテーマに、NHKコンテンツ制作局チーフ・ディレクター 山本高穂氏を迎えての講演
市民公開講座を通じて、一般の方にも鍼灸・東洋医学の現状や可能性を発信し、理解を深めてもらう機会が設けられています。
このような学会に参加することで、実際の医療現場での鍼灸の活用や、多職種連携の重要性についての具体的な内容など、実践的で深い学びを得ることができます。
日々ご来院くださる皆さまのおかげで、こうした学びの機会に参加できることを、心より感謝申し上げます。
これからも「より安全で、より的確な鍼灸治療」をご提供できるよう、研鑽を続けてまいります。
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