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過敏性腸症候群(10代男性|常総市)ストレスで急な腹痛と下痢を繰り返していた症例

今回は、過敏性腸症候群(IBS)による腹痛と下痢でお悩みだった、常総市から通院の10代男性の症例をご紹介します。

  • 朝になるとお腹が痛くなる
  • 通学中の電車で不安になると腹痛と便意が出現
  • ストレスや緊張で下痢が起こる
  • 病院では異常が見つからず「ストレス」と言われた
  • 整腸剤が効かない

このようなお悩みで来院されました。

約半年の治療で改善した過敏性腸症候群の症例

患者

年齢:10代

性別:男性

学生:高校生

主訴:過敏性腸症候群

来院のきっかけ:腹痛と下痢で勉強に身が入らないのでなんとかしたい。緊張や不安感を抑えて欲しい。

現病歴

発症時期:中学3年生の夏~秋頃

受験に対する緊張や不安・プレッシャーが徐々に強くなるにつれて、腹痛や下痢の頻度が多くなっていった。

増悪因子:ストレス、緊張、不安感、電車などのすぐにトイレにいけない環境

緩解因子:排便後はしばらく治まる、休日、家などでリラックスできる環境にいる時

不変因子:温熱、飲食、天候、運動

既往歴

幼少期:幼少期から人見知りしやすい性格であった。

3歳:幼稚園に通い始めたが、緊張しやすく途中で家に帰る日も多かった。

小学校:発表会など人前に立つようなイベントが近づいてくると、徐々に緊張と不安が強くなって寝つきが悪くなり、朝寝坊することがよくあった。この頃から、緊張で腹痛が起きたり下痢をすることが時々あった。幼少期から少食で瘦せ型であり、体力が少ないほうで運動があまり好きではなかった。

中学校:運動が苦手なので、部活には入らなかった。発表やグループワークなどで話し合いをする場面では、緊張しやすいのは変わらず続いていた。中学3年生の夏頃から、高校受験のために勉強に力を入れるようになった。成績は平均以上で悪くない。受験のプレッシャーや将来のことや高校生活など、自分の緊張しやすい性格のことを考えすぎるようになっていくにつれて、腹痛と下痢の頻度が徐々に多くなっていった。

高校生:電車通学になる。「トイレにすぐにいけない環境で便意がきたらどうしよう」という不安感が強くなり、毎朝起床時から腹痛が出現するようになる。便意で途中の駅で降車して、トイレにかけこむこともあった。病院を受診したが、検査では異常が見つからず、ストレスによる過敏性腸症候群と診断される。整腸剤を服用していたが、症状は変わらなかった。

家族歴

祖父(胃癌)、母(花粉症)、父(自然気胸)

その他情報

身長178cm、体重51kg

運動習慣:体育の授業以外はなし。

花粉症(春)

手足の冷え

寝つくのに30分ほどかかる

寝起き悪い

熟睡感がない

飲食に偏りなし

気にし過ぎ、考え過ぎてしまう性格

治療内容

証:肝脾不和、脾気虚

選穴:後渓 / 太白

鍼:2番鍼

処置:瀉法 / 補法

治則治法:疏肝健脾、疏肝理気、安神

ストレスや緊張により、肝の経絡の気が過剰に強くなり過ぎて、それにより脾気の調和が失われて腹痛や下痢が起こっている状態でした。

ストレスや緊張の緩和、自律神経の調整、胃腸機能の回復などを目的に、手太陽小腸経にある後渓と足太陰脾経にある太白という経穴を使用して治療を行いました。

治療経過

週に1回の頻度で治療を行いました。

1か月後:腹痛と下痢の頻度は半減。不安感はまだ強い。寝つきは良くなった。

2か月後:腹痛と下痢の頻度は初診時の2割ほどに減少。不安感も少しずつ改善してきている。

3ヶ月後:下痢なし。腹痛は若干残る。不安感は初診時の半分くらいに減少。

4か月後:腹痛もほぼなくなる。時々、緊張やストレスが強くかかると、腹部に違和感を感じる事がある程度。不安感は3割ほど残っている。

5か月後:腹部の違和感もなくなる。不安感は時々感じる程度。

6か月後:2ヶ月以上経っても下痢と腹痛が起こっていないことで、不安感もなくなる

7カ月後:再発予防と健康管理で月1~2回の頻度で通院継続中。

約半年の治療で、腹痛と下痢、不安感が完全に治まりました。

過敏性腸症候群でお悩みの方へ

過敏性腸症候群(IBS)は、大腸に腫瘍や炎症などの異常がないにもかかわらず、慢性的な腹痛や腹部の不快感に伴い、下痢や便秘などを引き起こす疾患です。

  • 検査では異常がない
  • ストレスの影響を受けやすい

という特徴があります。

精神的なストレスや自律神経の乱れが腸の蠕動運動に影響を与え、過敏になることで発生します。過労や睡眠不足、飲食の不摂生なども原因となります。

そのため、腸だけでなく、自律神経、睡眠、体質などを含めた全身的な調整が重要になる場合があります。

過敏性腸症候群(IBS)は、症状によって以下の4つに分類されます。

  • 下痢型:少しのストレスや緊張で、急に激しい腹痛と下痢を起こすタイプ
  • 便秘型:ウサギの便のようなコロコロした便や、排便困難が続くタイプ
  • 混合型:下痢と便秘を数日おきに交互に繰り返すタイプ
  • ガス型:腹部にガスが溜まりやすく、膨満感や放屁が気になるタイプ

過敏性腸症候群は原因が一人ひとり異なります。
当院では体質から整える施術を行っていますので、過敏性腸症候群でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

清田 達也

伝統鍼灸 粛正院 院長/鍼灸整骨院・鍼灸専門治療院での勤務経験を有す/東洋医学について一般の方にも分かりやすく解説することを心掛けて記事を執筆しています【保有資格】はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師

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