2024年12月15日(日)に(一社)北辰会 関東部会 年末代表講演に参加しました。
私が所属する北辰会は、私の鍼の師匠である藤本蓮風先生が設立した鍼灸学術団体です。
その北辰会が主催する鍼灸の勉強会が、東京都大田区大森にある東京衛生学園専門学校で開催されました。
年末代表講演の名の通り、毎年年末に開催される恒例イベントになっています。
毎年テーマに沿った内容で講義が開催されますが、今年は「経穴輯要〜少数穴治療からの視座〜」というテーマで、経穴がメインの内容で開催されました。
北海道〜九州まで全国各地から鍼灸師が集まります。
〜講義内容〜
尾崎真哉 副代表「経穴学の変遷・発展史」
竹下有 学術副部長「超重要経穴解説」
藤本新風 代表「経穴の観取と智見」
今回はこんなことを勉強してきました。
・中国での起源・変遷・発展から日本での受容と発展
・各時代の経穴に対する考え方
・各時代を代表する経穴書・鍼灸臨床書の紹介と解説
・経穴の効能や使い方など
最後は実際に患者役の方に問診から治療まで行い、治療前と治療後の症状や経穴の変化を確認したりします。
講演の後は懇親会があり、お互いの近況報告や治療についての話をしたり、全国の先生方と楽しく交流できます。
勉強会や学会に参加することは、他の先生方や歴代の医家たちの考えを学び、新たな発見や気付きを得られる貴重な機会です。
自分の直感や経験などの浅い知識だけで治療を行うのではなく、先人たちが築き上げてきたことを学び、より良い治療を患者さんへ提供することを考えて臨床を行っています。
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