東洋医学のバイブルである古代中国の医学書『黄帝内経 素問』の四氣調神大論篇には、「不治已病.治未病.(已病を治さずして、未病を治す)」という言葉があります。
「已(すで)に発病してから病を治すのではなく、未だ発病していない段階で治療を行い、発病させないうちに治す」
東洋医学では、予防医学も大切な医療の一つとして捉えています。いかなる病も事前に発症を察知して対処することができれば、これに勝ることはないということです。
普段は健康な方でも何となく調子が万全でない感覚があったり、自覚的に身体の不調を感じて病院に掛かっても検査では異常が見つからない場合などには鍼灸治療が効果的です。
身体のメンテナンスをしたい方や体に不調がない方には、体調管理・予防を目的に月1~2回程度、鍼灸治療で身体のバランスを整えておくことをお勧めしています。